Sc-O/W(100)ショットキーエミッターの高温原子レベルキャラクタリゼーション

電子顕微鏡ではエミッター(電子源)から放出される電子を用いて観察を行うため、エミッターの電子放出特性が電子顕微鏡の性能を大きく左右します。
私たちは現在、次世代のエミッターとして注目されているSc-O/W(100)エミッターの実用化を目指して、エミッター表面からの電子放出機構の原子レベルでの解明を行っています。このエミッターは、多くの金属が溶けてしまう約1300°Cという高温で動作しますが、従来の物性研究はこのような高温では行えません。私たちは高温での物性研究を行うための測定システムを開発し、高温状態で起きてる現象を調べています。

Sc-O/W(100)エミッター

Sc-O/W(100)エミッター表面の高温での原子配置のモデル図
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